サンクトペテルブルク生まれ。大学で経済・経営学を専攻した後、リムスキー・コルサコフ音楽院で有名なソプラノ歌手、ニーナ・コロソヴァに師事。マリンスキー劇場の若い声楽家のためのアカデミーでソリストに抜擢され、『三つのオレンジの恋』『ランスへの旅』『魔笛』の3演目で、ロシア国内、スペイン、フィンランド、アメリカ、日本(東京)をツアーする。
2009年より、シーメンス奨学金などを得て、瀧廉太郎も学んだライプツィヒのメンデルスゾーン・バルトルディ音楽院に留学。2012年ディプロマを取得。現在、同大学の大学院に在籍。2012年のドイツのバート・ヘルスフェルト・オペラ音楽祭では「ドン・ジョヴァンニ」の主役で6公演、2013年1月のライプツィヒ・ゲヴァントハウスの「ニューイヤーコンサート」にも出演。
2008年、マリンスキー劇場のメンバーとして初来日して以来、日本と日本の歌に魅せられ、現在、日本歌曲を塚田佳男氏に師事。2013年の秋以来、日本各地で活発な演奏活動を展開し、オペラ、ソロリサイタル、ジョイントリサイタル、チャリティコンサート、オーケストラとの共演など、様々なコンサートに出演する。特に日本歌曲については、「格調高い日本語で日本人の心を歌う稀有な外国人歌手」として、音楽関係者からも高い評価を得ている。 |